青森県五所川原市。
夜の中心街にひっそりと佇むプレハブの屋台そば屋が、地元民だけでなく、観光客や久しぶりに帰省した人たちにとっての“心のよりどころ”になっています。
その名は「鹿内そば屋(梵珠そば)」。
狭い立ち食いスペース、夜だけ数時間の営業。
そんな「鹿内そば屋(梵珠そば)」は、2025年6月13日にNHKで放送された「ドキュメント72時間」の「津軽 プレハブの蕎麦屋で」の回で、とりあげられました。
この記事では、青森県五所川原市にあるひっそりと佇むプレハブの屋台そば屋「鹿内そば屋(梵珠そば)」についてまとめました。
目次
「鹿内そば屋(梵珠そば)」について


暖簾も看板も控えめ。
営業開始のちょうちんの灯りとともに、そばつゆの香りが夜風に漂い、自然と人々が吸い寄せられていきます。

飲み屋さんの帰りには必ず立ち寄ってしまいそうなお店ですね〜
基本情報
鹿内そば屋(梵珠そば)
- 住所:青森県五所川原市中央1丁目65
- 電話:092-651-0799
- 定休日:日曜日
- 営業時間:20時30分〜3時
- 駐車場:あり
- アクセス:JR五所川原駅から徒歩約16分
- 支払方法:現金のみ
店主の人柄と40年以上続く理由




店主の鹿内ふさえさん
- 20歳で嫁ぎ、35歳で義妹の屋台そばを継承
- 高校前での営業から現在の場所へ移動し、ワゴンそば屋として立ち食いスタイルを確立
- 定休日を除く週6日、20:30~翌3:00まで営業(年末年始以外、雪の日も休まず)
- 仕込みは毎日深夜に及び、配達や買い出し、冷え込み厳しい冬の日々も休まず対応
「おいしい一杯で明日もがんばれる」と、鹿内ふさえさんは語ります。その真摯な姿は“商売”ではなく地域への思いとして、人々の心にしみこんでいます。
人々に愛される理由




- 常連客:「高校時代から通ってる」「夜の帰宅前にここで一息」「おばちゃん(店主)に会うとホッとする」
- 観光客:「出汁が効いていて体が温まる」「地元の味をシンプルに味わえる場」
- 帰省者・移住者:「ここに来るとふるさとをしみじみ感じる」「年に一度、この味を食べに来る」
この店には、夜ごとに“ふるさと”や“変わらない風景”を求めて、人々がふらりと集います。
なぜ今、この店が語られるのか?




- シンプルな味つけは変わらず昔のまま。変わらない安心感
- 狭くても温かい。その場にいるだけで“帰った気分”になれる
- 夜の街角に灯る小さな「灯り」こそが、誰かにとっての“居場所”であり、ふるさとの象徴になるから
メニュー




◆ そば・うどん
メニュー名 | 価格(税込) |
---|---|
梵珠(ぼんじゅ)そば | 500円 |
うどん | 450円 |
◆ トッピング
トッピング | 価格(税込) |
---|---|
天ぷら | 70円 |
玉子 | 60円 |
山菜 | 50円 |
◆ おでん
具材 | 価格(税込) |
---|---|
フランクフルト | 130円 |
つぶ貝 | 時価 |
ソーセージ | 50円 |
高野豆腐 | 50円 |
こんにゃく | 60円 |
糸こんにゃく | 60円 |
ちくわ | 60円 |
まるてん | 60円 |
油揚げ | 60円 |
厚揚げ豆腐 | 60円 |
玉子 | 70円 |
大根 | 70円 |
つくね | 100円 |
肉づめ | 100円 |
*メニューは2025年6月のものです.



あまりの安さに驚きました!
まとめ




今回は、青森県五所川原市にあるひっそりと佇むプレハブの屋台そば屋「鹿内そば屋(梵珠そば)」についてまとめました。
深夜、真夜中にひっそりと営業する鹿内そば屋。
だがその蕎麦の香りと味、そして店主ふさえさんの笑顔と会話は、多くの人にとって「帰る場所」「ふるさとの灯り」です。
一度味わえば、夜はまだ終わらない。そんな人情と温もりを、ぜひ一度現地で体感してみてください。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。