2026年1月16日放送のNHK「ドキュメント72時間」で舞台となったのは、長崎県対馬にある一軒の小さな商店。
日本と韓国の間に浮かぶこの島で、地域の暮らしを静かに、しかし確実に支え続けてきたのが澁江商店です。
野菜や果物を中心に、日々の食卓に欠かせない品々を届けながら、人と人をつなぐ場所として存在してきたこの店。
番組を通して見えてきたのは、「商店」という言葉だけでは語り尽くせない、島のリアルな日常でした。
「澁江商店」について


基本情報
澁江商店(しぶえしょうてん)
- 住所:長崎県対馬市美津島町鷄知528-4
- 電話:0920-54-2153
- 営業時間:7時〜19時(日曜日のみ7時30分〜17時30分)
- Instagram:https://www.instagram.com/shibuestore1956/
特徴
対馬は、九州と朝鮮半島の間に位置する国境の島です。
山がちで集落が点在し、買い物に出るにも簡単ではない地域が多くあります。
そんな環境の中で、澁江商店は単なる“物を売る店”ではなく、生活インフラの一部として機能してきました。
店内には、地元で採れた野菜や果物、米、調味料、日用品などが所狭しと並びます。
派手さはありませんが、そこには島の人たちの暮らしに本当に必要なものだけが置かれています。
人生の節目に立ち会う、島の商店


番組では、澁江商店を訪れる人々のささやかな物語が丁寧に描かれていました。
東京で暮らす息子に送るため、対馬産の新米を買い求める女性。
部活動を頑張った娘へのご褒美として、ぶどうを選ぶ父親。
それぞれの買い物の背景には、家族への想い、日々の積み重ね、島で生きる誇りがあります。
澁江商店は、そうした気持ちを受け止める“受け皿”のような存在です。
配達で島全体を支える存在
澁江商店の大きな特徴のひとつが、きめ細かな配達業務です。
個人宅はもちろん、飲食店、自衛隊の駐屯地、老人ホーム、学校給食センターまで、必要とされる場所へ品物を届けています。
島では「店に来られない人」も少なくありません。
高齢者施設や公共施設への配達は、地域の安全や健康を支える重要な役割を担っています。
商売としてだけでなく、地域全体を支える使命感が、この店の根底にあります。
澁江商店が守り続けてきたもの
参考サイトでも紹介されているように、澁江商店は時代の変化の中でも、対馬の暮らしに寄り添う姿勢を貫いてきました。
大型店やネット通販が主流になる現代において、島の商店は減少の一途をたどっています。
それでもこの店が続いているのは、必要とされているからにほかなりません。
「ここがあるから安心できる」
そんな言葉を、島の人たちは自然に口にします。
ドキュメント72時間が映し出した“島のリアル”
「ドキュメント72時間」は、特別な出来事ではなく、ありふれた日常の中にある大切なものを映し出す番組です。
今回の「澁江商店」も、観光地でも有名スポットでもありません。
けれど、そこには
・人が生きていくために必要な営み
・誰かを想う気持ち
・地域を守る覚悟
が、静かに積み重なっていました。
まとめ


長崎県対馬にある「澁江商店」は、島の人々の暮らしを支え続けてきた“小さな商店”です。
しかしその役割は決して小さくありません。
食料を届け、人と人をつなぎ、島全体の生活を下支えする存在として、今も変わらず対馬の日常に寄り添っています。
「ドキュメント72時間」を通して見えたのは、商売の話ではなく、地域とともに生きるということ。
「澁江商店」は、その象徴とも言える場所でした。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

