【借りぐらしのカブちゃん日記 其の66 ゴマダラカマキリのゴマちゃん】
リーメントのぷちサンプルシリーズとガチャガチャを主に使用した遊び方をご提案!!
カブトムシのカブちゃんの日々の生活を、ジオラマ仕立てで描いてみました。
はじめまして私の名前はカブと言います。
みんなからはカブちゃんって呼ばれています。
人間界ではヘラクレス・リッキーっていう学名らしいけど詳しくは知らないです。
人間から小物を借りて生活しているの。
丁寧な暮らしを心掛けています。
可愛いものに囲まれて生活するのが大好き!!
皆さんと素敵な時間を共有するのが私の夢だからカブの日記を公開しちゃいます!!
沢山の方に読んでもらえると嬉しいです。
好きなもの:可愛いもの 甘いお菓子
嫌いなもの:カラス(天敵)
カブの友達のゴマちゃんを紹介します。
人間界ではゴマダラカミキリっていう学名らしいけど本人もカブも詳しくは知らないです。
ゴマちゃんは成果を求めて生きているみたい。
休憩や遊びは無駄だと思っていて「自分が堕落するのが怖いから働き続けているんだ」と言っていたよ。
でも働きすぎて倒れちゃったからカブが”のんびり”することを教えてあげてるの。
好きなもの:イチジク 自己啓発
嫌いなもの:キツツキ(天敵)
○月○日(日)晴れ
今日はお家に帰る途中に、疲れ果てて倒れているゴマちゃんに出会いました。
ゴマちゃんは休むのが苦手だと言っていたけど、カブは”のんびり”するのが大好きだから、ゴマちゃんに”のんびり”を教えてあげることにしました。
カブ 「今日もいい天気だな〜ランラン♪」
お友達に、ミカンやリンゴをもらってご機嫌なカブです。
カブ 「ギャッ!!死んでる!!」
ゴマダラカミキリさんが倒れてました!!
カブ 「冬だからね・・・」と手を合わせると・・・
ゴマ 「・・・生きてます・・・」とヨロヨロと起き上がりました。
カブ 「ごめんなさ〜い!!季節的によく見る光景なので・・・」と謝ると
ゴマ 「いえいえ・・・こんな所で無駄に倒れていた自分が悪いんです・・・」と仕事用の箱にしがみつきました。
カブ 「フラフラ・・・少し休んだ方が良いんじゃないですか?」と声をかけたけど、
ゴマ 「休んだら、自分が負けなんですよ。1秒たりとも無駄にはできないんですよ・・・!!今も気絶して無駄な時間を過ごしてしまった・・・!!」と自分を責める口調で言いました。
カブ 「え〜!?休むのは無駄なんですか?」
ゴマ 「無駄です!!休むと自分が堕落して、何も世間に貢献してない”無駄なダメ虫”になるんじゃないかと不安になるんですよ!!」と息を荒く話してくれました。
カブ 「え〜そんな事ないと思うけど・・・」
カブは少し面倒くさいなと思いました。
ゴマ 「さあ!!仕事だ・・・ああ・・・」と言いながらゴマダラカミキリさんは倒れてしまいました。
再び気絶してしまったゴマダラカミキリさん。
カブ 「あら〜、このままだと本当に死んじゃうかなぁ。困ったなぁ〜」
ゴマ 「ハッ!!」
ゴマダラカミキリさんが目覚めました。
ゴマ 「ここはどこ・・・?」
カブ 「カブの家だよ〜」とミカンを食べながら教えてあげたら、
ゴマ 「エエッ!!」とゴマダラカミキリさんはびっくりしていたよ。
カブ 「おはよう!!気絶しちゃったから、カブの家まで運んだんだよ」と説明していたら、
ゴマ 「なんて迷惑をかけてしまったんだ!!申し訳ないです!!ああ僕はなんて愚かなんだ・・・」
カブは、また面倒くさいなと思いました。
その後、お互い自己紹介をしました。
ゴマダラカミキリさんは”ゴマ”ちゃん」という名前なだって。
カブ 「まあ、ゴマちゃんお茶でも飲んで♪」
カブ 「ミカンもど〜ぞ♪」
ゴマ 「いや、こんな事をしていられないから・・・」と言いながら、お茶を一口飲みました。
ゴマ 「美味しい・・・」
お茶を飲むと、全身が温まり、自然とモヤモヤした不安がゆっくり無くなるのを感じたそうです。
カブ 「良かった〜身体を温めてゆっくりしていってね♪」
急にゴマちゃんの瞳がウルウルして、涙がこぼれてきました。
カブ 「あわわわわ!!どうしたの?お茶が苦かった?」とびっくりしていると・・・
ゴマ 「違うんです・・・」
ゴマ 「頭では、休むのは無駄な時間だと思っているのに、身体は温かいお茶に幸せを感じている・・・その二つの感情が混ざって泣けてきたんです」
カブ 「さっきから休むのが無駄な時間と言ってるけど、休んじゃダメなの?」
ゴマ 「エッ!?結果を出さない事をしていたら無駄じゃないの?不安になりませんか?」
カブ 「「アハハハ!!不安になんかならないよ!!一呼吸してのんびりする事は、むしろ幸せだよ!!大変な中で生きているんだね。疲れない?」
ゴマちゃんはそれを聞いてびっくりしたみたい。
カブ 「ゆっくりする事もいいもんだよ。一呼吸して休んだ時間は無駄ではないよ!無駄かどうかは未来のゴマちゃんが決める事だよ。意外と無駄だと思った事が宝物になる時もあるんだから」
ゴマちゃんはポカンとしてました。
ゴマ 「でもでも・・・それでも何か成し得ないと不安じゃないですか?」と困った様子で話しました。
カブ 「アハハハ!!成果ばかり気にするから不安になっちゃうんじゃないの?なんか疲れそう」
ゴマ「僕は”疲れ”は自分が負けたと思っているよ」
カブは、めんどくさいなとまた思いました。
カブ 「・・・ゴマちゃんは楽しんでいるの?」
ゴマ 「・・・楽しむ?楽しむのは罪なのでは?」
カブ 「・・・これは重症ですね。甘い物でも食べながら考えようか」
ゴマ 「わぁ!!美味しい!!」
カブ 「良かった!!このケーキ美味しんだよ!!幸せだね〜!!」
ゴマ 「楽しい事ってどうやるの?」
カブ 「簡単だよ!!この後、おしゃべりして疲れたらゴロゴロしよう♪コタツは最高のアイテムだよ」
ゴマちゃんは、初めてコタツでゴロゴロしたようで、始めは緊張してたけど、カブとゆっくりおしゃべりして過ごしました。
ゴマ 「僕は疲れてたんだな・・・」ポツリと言いました。
頑張り過ぎていて、疲れていた事に気づいていなかったゴマちゃんは、その後度々カブの家に来てコタツでまったりするようになりました。
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